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サウルの息子(2015)
【2017/03/06 19:49】 映画さ
サウルの息子(2015)
 SAUL FIA
 SON OF SAUL

sos-11.jpg

上映時間 : 107分
製作国 : ハンガリー

監督:ネメシュ・ラースロー
脚本:ネメシュ・ラースロー
クララ・ロワイエ
撮影:エルデーイ・マーチャーシュ
音楽:メリシュ・ラースロー
出演:
ルーリグ・ゲーザ / サウル
モルナール・レヴェンテ / アブラハム
ユルス・レチン / ビーダーマン
トッド・シャルモン / 顎髭の男
ジョーテール・シャーンドル / 医者

1944年10月、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所。
ここに収容されているハンガリー系ユダヤ人のサウルは、同胞をガス室へと送り込み、
その死体処理も行う“ゾンダーコマンド”として働いていた。
ある日、ガス室でまだ息のある少年を発見する。
結局亡くなってしまったその少年を、サウルは自分の息子と思い込む。
そしてナチスの監視の目を盗み、ユダヤ教の教義にのっとった
正しい埋葬で弔ってあげようと決意するのだったが…。



sos-22.jpg

本作が長編デビューとなるネメシュ・ラースロー。
これで2015年のカンヌ国際映画祭グランプリ受賞。
2015年のアカデミー賞&ゴールデン・グローブ賞&英国アカデミー賞の外国語映画賞受賞。

sos-33.jpg

もの凄く極端に被写界深度が浅い(ピントの合ってる範囲が狭い)ので、
まずそれで疲れてしまう。
勿論監督の意図は悲惨な場面を見せないようにしていると思われるのですが・・・。
眼の悪い僕にはちょっとつらかった(^_^;)

それに長回し。
これも緊張を強いられるので、疲れる。

死を宣告されたも同然の状況の中で、正気でいられるのか?
やっぱりそれは無理ということなのか・・・。

sos-44.jpg

亡くなった少年を自分の息子と思い込み?ユダヤ教の教義にのっとった埋葬をしようとする
主人公のたった二日間!の姿を描いているのですが、それが死に対する恐怖からくる狂気なのか、
宗教にのめり込み過ぎた(という言い方はいいのかな?)結果なのか、どちらもなんでしょうけど、
それが戦争及びホロコーストの恐ろしさを雄弁に語っています。

もの凄く疲れるけど、観るべき一本と言っていいでしょう。

☆予告





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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

この記事に対するコメント

お、これイキましたねー。
バニーマンさんのコメントじゃないけど、
ツタヤディスカスの予約に入れてありますよー。
そうか、「息子」というのはそういうことだったんですね。
観るのが楽しみです。
ご案内、ありがとうございました。
【2017/03/08 20:12】 URL | つかりこ #- [ 編集]


タレントのサヘルの息子かと思った。
あ、イラン人とは関係ないのね。(^_^;)

バニーマンさんのコメントじゃないけど(笑)
テレビでやってくれたら観たいな〜。
そのうちBSあたりでやんないかな〜。
だって〜、なんか重たそうで・・・。
【2017/03/09 18:47】 URL | さとちん #- [ 編集]


つかりこさん、コメントありがとうございます。

“息子”のことは、実はよく分りません。
僕はそう思ったというだけのことです。
というのも、この作品、説明がほとんど無いんです。

例えば、監督のインタビューみたいなものものを読むと、
説明がされているかもしれませんが、その類のものを
まったく読まずに、この映画だけを観た感想なので、
いろいろと想像しながらのものになっています。

ハンガリー映画ということすら、観終わって知りました(^_^;)

ご覧になっての感想お待ちしております。
【2017/03/09 20:52】 URL | バニーマン #- [ 編集]


さとちんさん、コメントありがとうございます。

>タレントのサヘルの息子かと思った。
>あ、イラン人とは関係ないのね。(^_^;)

サヘルのことは思いもしませんでしたが(笑)、
中東の作品かなとは思っていました(^_^;)
それくらい知識なく観ました・・・。

BS好み?の作品と思います。
というより、地上波ではやらないだろうな~と思います。
アカデミー賞特集なんかでやってくれるといいですよね。

そうですね、オススメですけど、疲れるので、
機会があればどうぞ、というかんじかな。
【2017/03/09 20:58】 URL | バニーマン #- [ 編集]


観ました!
おっしゃる通り、被写界深度が浅く、悲惨な状況や残酷なシーンが
チラチラとしか写りませんが、逆におぞましさが倍増しますよね。

POVでバックぼけぼけの撮り方は、
サウルの視点で一人称を徹底したかったんでしょうね。
それと、発狂寸前の朦朧とした意識の表現でもあるかもしれません。

たしかに、あれがサウルの息子なのかそうじゃないのか、
最後までわかりませんでしたね。

アウシュビッツのことを取り上げた映画はたくさんありますが、
これほど内側のことを描いたものはたしかに珍しいですよね。
暗いし、おぞましいですが、すごい作品でした。
ご案内ありがとうございました。
【2017/03/18 21:49】 URL | つかりこ #- [ 編集]


つかりこさん、こんばんは。

おー、観たんですね!

>POVでバックぼけぼけの撮り方は、
>サウルの視点で一人称を徹底したかったんでしょうね。
>それと、発狂寸前の朦朧とした意識の表現でもあるかもしれません。

あの状況でマトモでいられるとはそれこそまともじゃないとしか言えませんね。
そういう意味で主人公の“発狂寸前の朦朧とした意識の表現”というのはナルホドです。
しかしあのぼけぼけはクラクラしますが・・・(^_^;)

>たしかに、あれがサウルの息子なのかそうじゃないのか、
>最後までわかりませんでしたね。

やっぱりよくわかりませんよね。
途中で仲間が息子じゃないだろう!?みたいなことを言う場面はありましたが、
それも彼の推測ですから。

>アウシュビッツのことを取り上げた映画はたくさんありますが、
>これほど内側のことを描いたものはたしかに珍しいですよね。
>暗いし、おぞましいですが、すごい作品でした。

内側を描いていても、ここまでおぞましいものは珍しいですね。
今作とまるで雰囲気が反対のイタリア映画「ライフ・イズ・ビューティフル」みたいに
喜劇でありがながらホロコーストの悲惨さを描いた作品もありますが、あれはあれで
珍しい作品でしたが・・・。
“戦場のピアニスト”にしろ“シンドラーのリスト”にしろ、サウルの息子に比べたら、
長くても観やすかったです。
って、そういう比べ方じゃないですね(^_^;)
兎に角、スゴイ作品でした。

【2017/03/19 20:22】 URL | バニーマン #- [ 編集]


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