バニーマン日記
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エール!(2014)
【2016/07/09 20:47】 映画え
エール!(2014)
 LA FAMILLE BELIER
 THE BELIER FAMILY

l-f-b-1.jpg

上映時間 : 105分
製作国 : フランス

監督:エリック・ラルティゴ
原案:ヴィクトリア・ベドス
脚本:ヴィクトリア・ベドス
スタニスラス・キャレ・ドゥ・マルベリ
エリック・ラルティゴ
トマ・ビデガン
撮影:ロマン・ヴァンダン
音楽:エフゲニー・ガルペリン
サーシャ・ガルペリン
出演:
ルアンヌ・エメラ / ポーラ・ベリエ
カリン・ヴィアール / ジジ・ベリエ(ママ)
フランソワ・ダミアン / ロドルフ・ベリエ(パパ)
エリック・エルモスニーノ / トマソン先生
ロクサーヌ・デュラン / マチルド
イリアン・ベルガラ / ガブリエル
リュカ・ゲルベルグ / カンタン(弟)
マール・ソデュープ / Mademoiselle Dos Santos
ステファン・ヴォイトヴィッチ / 村長
ジェローム・キルシャー / 医師

フランスの田舎町で酪農を営むベリエ家は、高校生のポーラ以外、
両親も弟も全員耳が聴こえない。
それでもポーラが通訳係をすることで、特段の不便も感じることなく、
明るく楽しい家庭を築いていた。
そんな中、ポーラは音楽教師に歌の才能を見出され、パリの音楽学校の
オーディションを受けることを勧められる。
歌手になることを夢みるポーラだったが、彼女の歌声を聴くことができない
家族は、彼女なしでは日常生活もままならないと、動揺を隠せない。
夢は諦めきれないが、家族のことを思うとどうしても
パリ行きを決断できないポーラだったが…。



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今回はこの映画のハイライトから。
主人公がフランス語と手話で歌う場面です。
曲はミシェル・サルドゥ作の「青春の翼」

☆LA FAMILLE BELIERS / VERSTEHEN SIE DIE BELIERS? - JE VOLE



この映画、この場面で泣きます(笑)

残念ながらこの映像には日本語訳がついていませんが、
当たり前ですが日本語対応のDVDはちゃんと訳詩があって、
その歌詞があまりに主人公の気持ちを代弁していて、
審査員の先生が、“お嬢さん、いい選曲だ”と言いますが、
まさにその通り!と唸ってしまいます。
この歌が初めに決まっていて、それからストーリーを
考えたんじゃないかと思っちゃうくらいです。

ちゃんと訳詩をアップしていた方がいました。
良い人ですね!

☆青春の翼

作詞:ミッシェル・サルドゥー、ピエール・ビヨン 
作曲:ミッシェル・サルドゥー
(翻訳:古田由紀子※日本語字幕より)

ねえ パパとママ 僕は行くよ 旅立つんだ  今夜
逃げるんじゃない 飛び立つんだ
酒もタバコも 捨てて 飛ぼう

無言のまま 不安げなママ 感じてたんだね
聞こえてたんだね きっと

僕は大丈夫 そう答えると ママは うなずき パパは無理に笑う
振り返らない 遠ざかる 駅から駅へ やがて 海へ

僕は行くよ 今旅立つ 飛び立つんだ 今夜
逃げるんじゃない 飛び立つんだ
酒もタバコも 捨てて 飛ぼう

見たかもしれない パパとママは 僕の涙を
でも戻らない 進もう

人生を信じて 自分を見つめる
どう生きよう 思いにふける 独り

息が詰まる この鳥カゴ
胸がつかえ 歌えない 思いきり

ねえ パパとママ 僕は行くよ 旅立つんだ 今夜
逃げるんじゃない 飛び立つんだ
酒もタバコも 捨てて 飛ぼう
飛ぼう 飛ぼう




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で、ここからが普通に感想書きます。

障碍者の話というと、お涙頂戴ものになって、なんだかな~と思う作品が多いものですが、
フランス映画というと、「最強のふたり」も主人公がぶっ飛んでいたので、湿っぽくならずに
済みましたが、今作も障碍者である両親がぶっ飛んでいます(笑)

兎に角、このお二人、デリカシーが無く、商売におけるサービス精神に欠ける(笑)

一家の中で声が聞こえるのが娘だけなので、なにかと彼女に通訳を頼む。
母親が下半身の病気なので、医者に行くのですが、勿論娘が通訳を務める。
医者が母親の症状が改善しないのは父親にも責任があるというのを伝えるのも勿論娘。
そして医者からセックスはしばらくお預けと言われるが、それも勿論娘が伝える。
それなのにこの両親ときたら、真昼間からやりだす!

母親は娘が自分に似ていなくて、なかなか“大人の女”にならないことが心配。
そんな娘にとって不幸は、男友達が来ている時に限って、生理がきちゃったこと。
母親は喜んで興奮のあまり、娘の男友達や弟や父親に“シミ”のついたジーパンを
見せびらかすんです・・・あーぁっ、なんて親だ!

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そして弟も頭の中は妄想でいっぱいのようで、姉貴の友人とやっとやれるという時に、
なんと“ゴム・アレルギー”が発覚!
どうする弟、これからの下半身生活(笑)

また一家は自家製品のチーズを売っているのですが、どうもこれも娘に頼りっきりで、
その他のメンバーはあまり熱心に商売をしているようには見えない。

父親は村長の新たな政策が気に入らなくて、なんと村長選に出馬するのですが、
娘が耳の聞こえないことを心配すると、父親は「耳が聞こえないのは個性だ!
オバマだって肌の色は問題にならなかった」と反論します。

そんな一家なので、湿っぽくはならない。

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勿論、障碍のことは大問題です。
娘が家族に音楽学校を受けることを言い出せないのはそれがあるからだし、
母親は耳の聞こえない自分が、耳の聞こえる娘を育てることに悩みながら
生きてきたことがわかったりして、やっぱり家族の悩みの種なんですね。

そんなポーラとガブリエルがデュエットで歌う場面、二人の声を消したのはなかなかユニークでした。
映画を観る僕たちもベリエ家と同じ状態で娘の歌う姿を観ることに。
二人の歌声に周りの人々が感動していくのを見てわかるベリエ家の家族。
自分の娘(姉)の歌声が聴けないもどかしさ。

だから、その後のパリのオーディション場面で、娘が手話で歌う場面が泣けるんです。

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しかし、この一家が住んでいるところ、スゴイ田舎ですね。
映画の冒頭、主人公が学校に通うのに、初め自転車で走って、やっと着いたと思ったら、
またそこからバスでどんだけ行くんだ~ってくらい学校が遠い!

主人公(というかその友人たちも)が年齢不明で、中学生の役だったんですね。
さすがフランスの子供たち、マセています。

その主人公ですけど、美人じゃないけどキュートです。
ふとくないけど細くなく、ちょっと洗練とは程遠い(笑)
でも魅力的でした。
それと、やっぱり歌ですよね!
なんとなくアメリカでリメイクならクロエ・グレース・モレッツかな~なんて思いました。
いやクロエちゃんの歌が上手いかどうかは知りませんが・・・。

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音楽の先生が、ミシェル・サルドゥの大ファンのようで、彼の歌ばかり取り上げるのですが、
本国フランスではどういう立場なんでしょうね。
まったく知らない人だったのですが、歌は良かったです。
しかし中学生に歌わせる内容の歌か?とは思いました。
先生は俺を歌で起たせろ!と指導していましたが・・・(^_^;)
あっ、でも先生っていい人だったんですね、初めは嫌なキャラでしたが。

日本語題名って、なんとなくこれを付けた意味はわかるけど、ベリエ一家とか、ベリエ家の人々ぐらいで
良かったんじゃないのかな・・・?

☆予告





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テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

この記事に対するコメント
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【2016/07/15 09:50】 | # [ 編集]


さっき観ました!
おもしろかったですー。
おっしゃる通り、家族みんなが元気な人たちなので
しんみり暗くなることなく観られました。

> 二人の声を消したのはなかなかユニークでした。
↑このシーンは考えましたよね!

特殊な家庭ではありますが、親離れ&子離れを
うまく描いた作品なんでしょうね。
『リトル・ダンサー』や『コーラス』と同じ感動をもらいました。

ご案内ありがとうございました。
【2016/07/16 01:25】 URL | つかりこ #- [ 編集]

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【2016/07/16 01:31】 | # [ 編集]


つかりこさん、コメントありがとうございます。

なかなか面白い作品ですよね。
この手の設定にもかかわらず、しんみりしないのがいいですね。

>特殊な家庭ではありますが、親離れ&子離れを
>うまく描いた作品なんでしょうね。
>『リトル・ダンサー』や『コーラス』と同じ感動をもらいました。

そうですね、特に今作は子離れの方がより大問題ですが、ちゃんと解決でしました(笑)
【2016/07/16 20:54】 URL | バニーマン #- [ 編集]


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