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ストレイト・アウタ・コンプトン(2015)
【2016/07/02 21:07】 映画す
ストレイト・アウタ・コンプトン(2015)
 STRAIGHT OUTTA COMPTON

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上映時間 : 147分
製作国 : アメリカ
映倫 : R15+

監督:F・ゲイリー・グレイ
製作:アイス・キューブ
トミカ・ウッズ=ライト
マット・アルヴァレス
F・ゲイリー・グレイ
スコット・バーンスタイン
ドクター・ドレー
原案:S・レイ・サヴィッジ
アラン・ウェンカス
アンドレア・バーロフ
脚本:ジョナサン・ハーマン
アンドレア・バーロフ
音楽:ジョセフ・トラパニーズ
音楽監修:ジョジョ・ヴィリャヌエヴァ
出演:
オシェア・ジャクソン・Jr / アイス・キューブ
コーリー・ホーキンズ / ドクター・ドレー
ジェイソン・ミッチェル / イージー・E
オルディス・ホッジ / MC レン
ニール・ブラウン・Jr / DJ イェラ
ポール・ジアマッティ / ジェリー・ヘラー
アレクサンドラ・シップ / キム
カーラ・パターソン / トミカ
エレナ・グッド / ニコル
キース・スタンフィールド / スヌープ
キース・パワーズ / タイリー
R.マルコス・テイラー / シュグ・ナイト
マーク シャーマン / ジミー・アイオヴィーン

1986年、アメリカ屈指の危険な街、カリフォルニア州コンプトン。
暴力とドラッグがはびこるこの街では、黒人というだけで警察から容赦ない取り締りの対象となってしまう。
そんな中、元売人のイージー・EはDJのドクター・ドレー、作詞ノートを持ち歩くティーンエイジャー、
アイス・キューブらとともにN.W.A.を結成、自分たちの周りで起きている現実をラップにして世の中に訴えた。
彼らの才能に目をつけたジェリー・ヘラーがイージー・Eと共同でルースレス・レコードを設立、
たちまち大ブレイクするN.W.A.だったが、その過激なリリックで“世界で最も危険なグループ”と
レッテルを貼られ、警察との対立も深まっていく。
その一方で、グループ内部でもいつしか不協和音が生まれていくのだったが…。



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伝説的なヒップホップ・グループであり、ギャングスタ・ラップというジャンルを確立したグループ“N.W.A.”の
誕生から崩壊までを描いた伝記映画。

“N.W.A.”の名称は“Niggaz Wit Attitudes(主張する黒人たち)”の略。
というより“喧嘩腰の黒人たち”と言ったほうが雰囲気は近いらしい。

原題の“STRAIGHT OUTTA COMPTON”は“コンプトンからの直言”という意味だそうです。

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実は僕はラップをほとんど聴かない(^_^;)
勿論“N.W.A.”の名前は知っていますが、その曲となると、まるで曲名と一致しません。
アイス・キューブ、ドクター・ドレー、イージー・Eの各人の名前は知っていますが、
これまた彼等の曲となると・・・。

この映画の中で使われた曲で、すぐ分ったのは2Pacの“California Love”だけ(^_^;)
これだって声ネタのサンプル元であるロジャーがカッコ良かったから知っていたんです。

その他のメンバーのMCレンとDJイェラに関しては今回初めて知りました。

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そんな僕でも大変面白かったです。
が、ハッキリ言って、誰彼かまわずオススメする作品ではありません。
ヒップホップ、アメリカのエンタメ界に興味が有る方は是非どうぞ。
ただコアなヒップホップ・ファンは、ちょっと甘すぎると言うかもしれない。
結構センチメンタルなんです。
でも面白いんですよ。

“N.W.A.”のメンバーの青春映画としても面白いし、レコード会社やマネージャーとの契約問題や、
今なお酷いアメリカの人種差別問題を取り上げた映画としても大変意義のある作品に仕上がっています。

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まだデビュー前のキューブは、自宅前を歩いているだけで、警官にヤクの売人扱いされます。
ドレーも駐車場に立っていただけで、逮捕されます。

N.W.A.は1988年に“STRAIGHT OUTTA COMPTON”でメジャー・デビューします。
が、そのレコーディング中に、メンバーが道端で休憩していただけなのに、いきなり警官に
「何やっているんだ!?そこに伏せろ!」なんて言われてボコボコにされるんです。

そんな経験からキューブは“Fuck Tha Police”の詩を書きます。
黒人というだけで売人扱いされ、俺はギャングじゃないのに、ポリ公クソッタレ!という歌ですね(笑)

ところがこの歌のせいで、FBIからマークされ、警察からはライヴでこの歌を歌ったら逮捕だと言われ、
結局メンバー全員、逮捕されるちゃいます。

その上、“STRAIGHT OUTTA COMPTON”がコンプトンを悪く宣伝したというわけで、地元ではレコードを
割られちゃう事態に・・・。

そんな当時、ロスのサウスセントラル地区では、黒人とヒスパニックと韓国人による人口比率の変動と人種間の
緊張が高まっていて問題になっていたところへ、1991年に起きたロドニー・キング事件とラターシャ・ハーリンズ
射殺事件をきっかけに、1992年4月末から5月頭にかけてロサンゼルス暴動に発展しちゃうわけです。
悲しいのは、そんな当時と比べて、今のアメリカが良くなったとはとても言えないことですよね。

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この映画って、すでに書いたようにちょっと甘い(センチな)ところがあって、それはアイス・キューブ、
ドクター・ドレー、トミカ・ウッズ=ライト(イージー・Eの嫁)の三人が製作者として参加しているのですが、
イージー・Eは故人なので兎も角、キューブとドレーは意外と?良い人に描かれているので、ちょっとそれって
どうよ?なんて思っていたら、グループのメンバーで本当のギャングはイージー・Eだけだったんですね。
因みにイージーは23才の時までに、25万ドル(当時のレートで4000万円)を麻薬売買で稼いだそうです。

キューブは両親が真面目な人で、コンプトンに住んではいたものの、キューブには高校を越境通学させて
大学に進学させているんですね。キューブ自身もインタビューで“俺はマジメな学生だった。ギャングなんか
じゃないよ。あの詩はコンプトンの仲間の真実の姿を描いただけだ”と答えているんですね。
もっとも、大学はすぐ中退していますが・・・。

ドレーも音楽に一所懸命だったので、学校はあんまり行かなかったようですが、ギャングでは無いらしい。
キューブとドレーがまともに描かれていたのは仕方がないか(^_^;)

そんな彼等もやっぱり男(笑)
レコードは大ヒット、ライヴも大成功。
当然彼等はツアー先で、女の子集めて乱痴気騒ぎ。
もう往年のロックバンドそのものですね(笑)

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また最初のマネージャーであるジェリー・ヘラー(ポール・ジアマッティがピッタリ!)が、
搾取する奴だったのは、世間知らずな若者としては単に不運だったみたいな感じですが、
ドレーが頼んだシュグ・ナイトは、そもそもこいつに頼むか?みたいな危ない奴ですよね?
実際シュグ・ナイトはコンプトンの本当のギャングだったそうです。

マネージャーやレコード会社との諍いは、今でも普通にありますね。
やっぱり弁護士は重要なんですね、ってその弁護士もアブナイ?

役者は上記のようにポール・ジアマッティが“ラブ&マーシー 終わらないメロディー”の
ユージン・ランディ役に引き続き嫌な奴を好演(笑)

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キューブ役のオシェア・ジャクソン・Jr(キューブの実の息子)は、さすがに血は争えない。
早口のセリフなんてラップみたい(なのは気のせいか・・・)。

そのキューブ本人は役者としても有名で、彼の書いた歌が題名になった映画“ボーイズ’ン・ザ・フッド”
は、青春映画の佳作として有名ですが、僕は未見です(^_^;)
“アナコンダ”や“スリー・キングス”は観ていますけど。

ドレーはプロデューサーとしてはエミネムで知ったのかな・・・。
スヌープ、50セント、最近だとケンドリック・ラマーが彼のプロデュース作品として有名ですね。
ドレーと言えば世間一般的に有名なのは、ヘッドフォン・ブランドの「Beats by Dr. Dre」と
定額制音楽ストリーミングサービス「Beats Music」ですよね。
2014年、アップル社に現金と株式の合計30億ドル(3000億円)でビーツを売却した時は経済記事になりました。
俳優としては“トレーニング・デイ”にスヌープと共に出ていますね。

☆予告






映画で歌詞をちゃんと知ると、ヒップホップが黒人のパンクだったことを再認識しました。

☆N.W.A. - Straight Outta Compton



☆N.W.A. - Fuck Tha Police



☆NWA - Gangsta Gangsta





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テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

この記事に対するコメント

これ、昨日ビデオレンタル屋さんに行った時にピクッと来たんですが、
そういう内容だったんですね。
なんだかおもしろそう、というか実情を知ることができるというか。
ヒップホツプは(も)不得意ですが、観てみようかと思います。
ご案内ありがとうございます!
【2016/07/03 13:58】 URL | つかりこ #- [ 編集]


つかりこさん、コメントありがとうございます。

そういう映画なんです。
かなりこの手の趣味の人に偏った内容なので、皆さんにはオススメはしませんが、
観れば面白いですよ。

ヒップホップ関係では、エミネムの8マイルも結構評価の高い作品ですね。
【2016/07/03 20:27】 URL | バニーマン #- [ 編集]


こんにちは。

私もヒップホップやラップはよく知りません。しかし、世代的にニューウェイヴど真ん中なので、その影響下にあったのだなー、と最近になって気が付きました。それは、Song To Soulでデュラン・デュランの『リフレックス』の回を見た時でして、冒頭の

リフレッレッレッレッレレ~ックス♪

がスクラッチで、ナイル・ロジャースのプロデュース(オリジナル版は凡庸でつまらなかった)とか、思えばニュー・ウェイヴのビートはヒップ・ホップとイコールと言っても過言でないくらいだと。ニュー・オーダーの『ブルー・マンデー』に代表される、

ダッダッ、ダダダダダダダ~~

と言うドラムマシーンのリズムは大流行しましたね。

レコードを擦って、既存の音を素材にするのは、その後のサンプリングとも重なる訳ですが、そう言った感覚は、ウォーホルのシルクスクリーンを使ったポップアートと、方法論が近くて面白いなあ、と『バスキア』を見た時に思ってました。バスキアのグラフィティアートも、文字とペイントのコラージュであったり、描く場所とのコラボもあったりで、先進的な音楽に通じるところがあったと思います。

って、話がバスキアになっちゃいました。スミマセンm(__)m

でも、この映画はロスの話だから、ニューヨークとはまた違うんでしょうねえ。唯一アルバムを持ってるローリン・ヒルもニュージャージーの中流家庭出身らしいのでニューヨークの文化圏だったんだ、と今気が付きました。アイス・キューブやドレとは育った環境が全然違いそう。
【2016/07/04 09:00】 URL | yuccalina #mpJuQrsI [ 編集]


yuccalinaさん、コメントありがとうございます。

ニューウエーブは“ダンス”を導入しているので、リズムをどうするか?という時に、
ヒップホップと相性が良かったんでしょうね。

>レコードを擦って、既存の音を素材にするのは、その後のサンプリングとも重なる訳ですが、
>そう言った感覚は、ウォーホルのシルクスクリーンを使ったポップアートと、方法論が近くて面白いなあ、と『バスキア』を見た時に思ってました。

バスキア、予約しました(笑)
ご指摘なように、ウォーホルの方法論はヒップホップ的ですね。

僕が覚えている一番古いヒップホップの記憶はローリング・ストーンズの“アンダーカヴァー”なんですけど、これは1983年の作品で、このレコードの解説でヒップホップについて書かれてあったのを、不思議に思っていないので、知識としてはそれ以前からあったということですね。

>でも、この映画はロスの話だから、ニューヨークとはまた違うんでしょうねえ。
>唯一アルバムを持ってるローリン・ヒルもニュージャージーの中流家庭出身らしいのでニューヨークの文化圏だったんだ、
>と今気が付きました。アイス・キューブやドレとは育った環境が全然違いそう。

ローリン・ヒルのCDは持っていませんがフージーズは持っています。
ローリン・ヒルのソロアルバムはいつか手に入れたいとは思っています。

ローリンとNWAは、ロンドンパンクとニューヨークパンク以上の違いがありますね。
育ち(環境)の違いは大きいですね。

ラップだけの作品はダメだけど、ヒップホップそのものは聴きます。
つまり、歌やメロディーが無いと、僕はダメなんです(^_^;)
【2016/07/04 21:04】 URL | バニーマン #- [ 編集]


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