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マーシュランド(2014)
【2016/05/05 21:23】 映画ま
マーシュランド(2014)
 LA ISLA MNIMA
 MARSHLAND

marshl-1.jpg

上映時間 : 105分
製作国 : スペイン

監督:アルベルト・ロドリゲス
脚本:ラファエル・コボス
アルベルト・ロドリゲス
撮影:アレックス・カタラン
音楽:フリオ・デ・ラ・ロサ
出演:
ラウール・アレバロ / ペドロ・スアレス刑事
ハビエル・グティエレス / フアン・ロブレス刑事
アントニオ・デ・ラ・トレ / 被害者の父親ロドリゴ
ネレア・バロス / 被害者の母親ロシオ
ヘスス・カストロ / 女たらしの好青年キニ
メルセデス・レオン / 猟師宿の女主人カーサ・ソト
アデルファ・カルボ / フェルナンダ
マノロ・ソロ / ジャーナリスト
サルバドール・レイナ / ヘスス
ヘスス・カロサ / ミゲル
フアン・カルロス・ビリェヌエバ / アンドラーデ判事
アルベルト・ゴンサレス / アルフォンソ・コラレス
マヌエル・サラス / セバスティアン
セシリア・ビリャヌエバ / マリア
アナ・トメノ / マリーナ

フランコ独裁政権の影響が残る1980年、スペインのアンダルシア地方。
湿地帯“マーシュランド”の街で行われていた祭で少女2人が姿を消し、死体で発見される。
2人には強姦された跡が見られ、ひどい拷問を受け殺害されたのだ。
刑事のフアンは、若くバイタリティの溢れるペドロとコンビを組み、事件の捜査にあたることに。
すると、以前にも似たような事件が起きていたことが判明する。
二人はさらに捜査を進めようとするが、街に蔓延する貧困や汚職、小児性犯罪、
薬の密売などの悪意が彼らの前に立ちはだかり…。



marshl-3.jpg

毎度のことながら、内容も知らずに(すっかり忘れて!)鑑賞しました(^_^;)

なんとスペイン映画。
それも2014年2月の第29回ゴヤ賞(スペインのアカデミー賞)では作品賞、監督賞、
脚本賞、主演男優賞など、10部門(最多)を受賞した作品でした。

「LA ISLA MNIMA」はラス・マリスマスを意味する言葉。
そのラス・マリスマス (Las Marismas、スペイン語で湿地を意味する)は、
グアダルキビール河岸近くの低地に広がる湿地帯のこと、らしい。
で、英語題の「MARSHLAND」は湿地帯のこと。

marshl-4.jpg

面白いです。
オススメですが、好き嫌いの幅が大きい作品と言えます。
派手なアクションも無く地味なんですが、兎に角濃厚な味わいです。
でもちょっとグロいですよ。

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観終わって、韓国映画の「殺人の追憶」や、アメリカ映画の「セブン」や「ゾディアック」が
思い浮かびました。どれも連続殺人事件の映画ですね。
それと映画ではなく小説でG. ガルシア=マルケスの「予告された殺人の記録」も思い浮かびました。

特に「殺人の追憶」は比較的治安のよかった1980年代の韓国とは言え軍事政権下でのお話で、
かたやこの「マーシュランド」は1939年から1975年まで続いたフランコ独裁体制の爪痕がいまだに
残っていて民主主義に慣れていない時代のお話で、なんとなく趣が似ています。

上記の作品たちは内容がというより、観終わった(読み終わった)印象が似ているというものです。

オープニングで映し出される湿地帯、これが気持ち悪い(^_^;)
初めは何の風景なのか分からず、じっと見入ってしまいました。
個人的な趣味の問題なので平気な人は何の問題もありませんが、
ハスの種の写真が気持ち悪い人はダメでしょう(笑)

個人的に苦手なものは兎も角、映画の雰囲気は抜群です。
街も、その周りに広がる湿地帯も、そこに住む人間も、すべてが怪しく謎めいています。
映像の肌触りもとっても良いです。

主人公の二人の刑事、コンビの相性(良し悪しも)も、それぞれの訳アリの過去も、見事。
その刑事役のラウール・アレバロとハビエル・グティエレス、二人とも良かったですね。
被害者の母親ロシオ役のネレア・バロスも妙な色気で言うこと無し(笑)
知らない俳優さんばかりでしたが、それほど混乱することはありませんでした。

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一応ミステリー映画で、勿論犯人も分かるのですが、それでいいのか?というか、
本当の犯人は誰だ?という疑問が消えないオチです。

そのラストに至るまでが伏線だらけで、兎に角すべてが怪しい。
意地悪く言えば、監督が観客を翻弄しているだけとも言えるが・・・。
湿地帯という題名通りにズブズブと足をすくわれます。

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ちょこっとネタバレ!

夜、農道?を一人で歩く女。
霊媒師?の「気をつけて。すぐそばで死者が待ち受けている。」という言葉。
柔らかい手を持つ高級コロンを付けている男。
ハットを被った男。
ネガに写っている顔の見えない男。
スクリューでバラバラになり足しか残らない死体。
麻薬の密売組織。
相棒の怪しい過去。
不必要にナイフで刺される犯人。

「万事解決だろ」というアンタが一番怪しい(笑)

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ちょっと不思議な(変な)ことも多くて、刑事がこの街にこの二人以外いるように見えない。
被害者宅でその母親と料理の話をする刑事って・・・。
このフアンという刑事の方はよく食べるし、ペドロの方はロクに食事もしない。
この二人の刑事はホテル暮らし・・・?

個人的な勝手な解釈は、この街全体が犯人?
事件解決の英雄に祭り上げられたペドロは、マドリードに出世という形で戻って行きます。
正義感の強い刑事を追っ払ったのは、それこそ街の住民が望んだ結果なのかな・・・?
金持ちはお金で解決、貧乏人はそれに集る。
公に出来ないみんなの秘密・・・か?

そうそう鹿狩りのヘスス、最後にちゃんと鹿肉のシチュー、呉れましたね(笑)

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映画を観て不思議に思った小ネタ。

スペインも?お葬式って全くの普段着で出席するんですね。

湿地帯なのに枯れている場所もあるんだ。

国の問題というより時代の問題かな、刑事が飲酒運転って(オイオイですが)。

☆予告





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テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

この記事に対するコメント

おおー、これはそそられますわー。
さっそく、ディスクを探してみますねー。
【2016/05/06 18:41】 URL | つかりこ #- [ 編集]


つかりこさん、今晩は!

はい、これはきっと楽しめると思います。

つかりこさんはグロイのも平気だし・・・ですよね?(笑)
【2016/05/06 20:26】 URL | バニーマン #- [ 編集]


おもしろかったですー!

実際に殺しをやったのは最後まで???ですが、
セバスチャンとペドロは少なくとも隠ぺいにかかわっていて、
キニが使い走りで、帽子の男が首謀者では?

でも、何がそうさせたのかと言えば、貧富の差でしょう?
街の人は貧乏で逆らえず、街の娘たちは職を欲して騙されたのですから。
じゃ、貧富の差や貧しい地域をほったらかしにしたのは・・・
と考えると、フランコ独裁が悪い、ある意味フランコ政権が犯人と言えるのでは。
というように、社会派のテイストも含まれた深みのある作品だと思います。

あれはなんだったの?
●ホテルの壁にかかっていた、ヒトラーらフランコの写真を貼った十字架
●真っ暗な夜道ですれ違った女
●刑事の二人が乗った車の窓ガラスが突然割れたこと
●ペドロはなぜホテルで倒れた?病気?ヤク中?
【2016/05/12 09:06】 URL | つかりこ #- [ 編集]


つかりこさん、コメントありがとうございます。

なかなか面白い作品ですよね!
謎は謎のまま残りますが・・・(^_^;)

へ~、ペドロは疑っていませんでした。
あっ、フアンと勘違いしていますね。
ホテルで倒れたのはフアンですから。
そうそうこの4人は、とりあえず普通に一番怪しいですね。
僕もそれが妥当な結論かな~と思います。

>と考えると、フランコ独裁が悪い、ある意味フランコ政権が犯人と言えるのでは。
>というように、社会派のテイストも含まれた深みのある作品だと思います。

そうなんですよ。
いろいろと深読みするとキリが無い作品なんですよね。
題名通り、湿地帯から足を抜くことが出来なくなりますね。

>あれはなんだったの?
>●ホテルの壁にかかっていた、ヒトラーらフランコの写真を貼った十字架
>●真っ暗な夜道ですれ違った女
>●刑事の二人が乗った車の窓ガラスが突然割れたこと
>●ペドロはなぜホテルで倒れた?病気?ヤク中?

ホント謎ですよね。
分からないことだらけです(笑)
【2016/05/12 21:33】 URL | バニーマン #- [ 編集]

すんません
×ペドロ → ○フアン
・・・です。
【2016/05/13 04:10】 URL | つかりこ #- [ 編集]


つかりこさん、やっぱり、そうですよね(笑)
【2016/05/13 20:51】 URL | バニーマン #- [ 編集]


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