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アクト・オブ・キリング(2012)
【2015/06/23 21:46】 映画あ
アクト・オブ・キリング(2012)
 THE ACT OF KILLING
 殺人という行為(山形国際ドキュメンタリー映画祭2013)

aok-1.jpg

上映時間 : 121分
製作国 : デンマーク/インドネシア/ノルウェー/イギリス

監督:ジョシュア・オッペンハイマー
共同監督:クリスティーヌ・シン
製作:シーネ・ビュレ・ソーレンセン
製作総指揮:エロール・モリス
ヴェルナー・ヘルツォーク
アンドレ・シンガー

1965年から66年にかけて、インドネシアで政権を巡る権力闘争を引き金とした
20世紀最大規模の大虐殺が発生する。
事件の真相は闇に葬られる一方、殺害を実行した者たちは罪を問われることなく、
今なお英雄として平穏な日常を送っている。
本作は、そんな殺人部隊のリーダーにカメラを向け、殺戮がどのように行われたかを
加害者たち自身による再現で映像化し、その衝撃の真相を明らかにしていくとともに、
この恐るべき行為を実行した当事者の心の内に迫っていく衝撃のドキュメンタリー。
なお本作では、製作に関わった多くの現地スタッフは、名前を明かすことが様々な危険を伴うとの
理由から“ANONYMOUS(匿名)”としてクレジットされている。



aok-2.jpg

こんな作品よく撮れたなというのが、先ず第一の感想。
とんでもないな!としか言えません。

ちょっと長くなりますが、自分の為にも解説を書きます。




☆ジョシュア・オッペンハイマー監督の話(WIREDより)を基に↓

1965年9月30日深夜のインドネシア。
スカルノ初代大統領派の陸軍左派がクーデター未遂を起こした。
それを、後に大統領となるスハルト少将(当時)が鎮圧。
「事件の黒幕は共産党」と断定され、インドネシア全土で
同党支持者とされた人々、華僑ら100万人以上が殺害された。
その後30余年にわたるスハルト独裁体制のもと、事件に触れることは
タブーになり、加害者は訴追されていない。

2000年代初め、オッペンハイマー監督は人権団体の要請を受け、
虐殺生存者たちの話を聞いていた。
しかし撮影は軍の妨害によって中断せざるをえなくなった。

そこでオッペンハイマーは、あるアイデアを思いつく。
加害者、つまり殺人の実行部隊となった地元のギャングたちに
「あなたが行った虐殺を演じてくれませんか」と提案したのだ。
するとスマトラ島メダン市で「1000人以上は殺した」と豪語する殺人部隊リーダーの
アンワル・コンゴらが、喜々として大虐殺の方法を「演じ」始めた。

さらに驚くべきは、彼らがとても協力的なことだ。
監督が「あなたたちの過去の行為を映画にしましょう」と提案すると、自ら出演者を仕切り、
衣装やメークを考え、演出にも進んでアイデアを出す。「これこそ歴史だ」と。




いやはや、とんでもないでしょう?

アンワルがうれしそうに当時の殺人方法を再現します↓

aok-3.jpg

勿論このじいさんも、家庭では好々爺というわけですよ↓

aok-4.jpg

でも最後にアンワルは、もしかして自分は酷いことをしたと自己嫌悪?で嘔吐しちゃうんですね。

しかし、大虐殺自体は、このインドネシアに限らず、悲しいことにこの世に溢れています。
ドイツ、カンボジア、ルワンダと様々な国で大虐殺はありました。
また大虐殺ではないけど、アメリカの赤狩りや日本の治安維持法、或いは旧ソ連、中国、
キューバ等の共産国家での非人道行為など、挙げたら限がありません。

その上、その主謀者達はぜんぜん反省していないし、英雄扱いされたりしているし、
この映画の主人公達が特別というわけでもないんですよね。

まー早い話が、一人殺すと殺人罪だけど、百人(千人)殺すと英雄ということです。

某人権団体も世界中で、これやったらいいんですよ!
って、このアンワルたちみたいなのは、やっぱり特殊ですね。
その他の主謀者達はこんなに協力的なことはやらないでしょうね。

はっきり言って、観て気持ちの良い作品ではないです。
それでも観ておくべき作品というのでしょうね・・・。

本作の大ヒットを受け、劇場公開版より40分以上長い「オリジナル全長版」(166分)も
一部劇場にて上映が実現したそうです。
再現ドラマをタップリ観ることができるのかな・・・。

☆予告↓




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この記事に対するコメント

バニーさんが紹介してくれる映画は、なかなか自分の周りにはないものばかりだから新鮮です!
記事を読んでいて、この作品は観たいなぁと思いました。

大虐殺を行った人間が英雄になっている事って、どこの国にもよく見られる事態ですよね。
世の矛盾や歪みを感じます。

しかしバニーさんは、映画に限らず音楽も詳しいし、見識が広いですね。
ババア、感心致しました!
【2015/06/26 20:39】 URL | タルトFC2 #- [ 編集]


タルトさん、コメントありがとうございます。

ヘンテコな作品も多いので、趣味に合わなかったらごめんなさい(笑)。

この作品もかなり変わりものですから・・・。
ただいろいろ考えさせられる作品ではありますね。
【2015/06/27 20:15】 URL | バニーマン #- [ 編集]


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