バニーマン日記
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鑑定士と顔のない依頼人(2013)
【2014/09/24 19:38】 映画か
鑑定士と顔のない依頼人(2013)
 LA MIGLIORE OFFERTA
 THE BEST OFFER

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上映時間 : 131分
製作国 : イタリア

監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
撮影:ファビオ・ザマリオン
プロダクションデザイン:マウリツィオ・サバティーニ
衣装デザイン:マウリツィオ・ミレノッティ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:
ジェフリー・ラッシュ / ヴァージル・オールドマン
シルヴィア・フークス / クレア
ジム・スタージェス / ロバート
ドナルド・サザーランド / ビリー
フィリップ・ジャクソン / フレッド(使用人)
ダーモット・クロウリー / ランバート
キルナ・スタメル / バーの少女
リヤ・ケベデ / サラ(ロバートの彼女)

一流の美術鑑定士にして、カリスマ的オークショニアのヴァージル・オールドマン。
極端に人間嫌いで独身を貫く彼が唯一愛情を注ぐのが、女性の肖像を描いた名画たち。
これはと思う肖像画が出品されると、相棒のビリーを使い、
不正な手段で自分のコレクションに加えてしまうのだった。
そんなある日、彼のもとに、亡くなった両親が遺した家具や
美術品の鑑定をしてほしいという若い女性からの依頼が舞い込む。
ところが依頼人は、決してヴァージルの前に姿を見せようとはしなかった。
憤慨するヴァージルだったが、依頼人の屋敷である歴史的名品の一部とおぼしき部品を
発見してしまい、この依頼を引き受けずにはいられなくなる。
そして屋敷に通ううち、姿の見えない依頼人に少しずつ興味を抱き始めるヴァージルだったが…。


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つかりこ氏とスパイクロッド氏の両名がそれぞれのブログでこの作品を取り上げていたので、
ツタヤのディスカスに予約しておいたところ、在庫はフルじゃなかったのに意外と早く届き、
早速鑑賞いたしました。

つかりこ氏のブログ↓
http://yurayuragusa.blog.fc2.com/blog-entry-137.html

スパイクロッド氏のブログ↓
http://spikerod.blog.fc2.com/blog-entry-83.html

オススメです。
恋愛&ミステリー作品として大変面白かったです。
監督は“ニュー・シネマ・パラダイス”や“海の上のピアニスト”の人ですね。

主人公を演じるのがジェフリー・ラッシュで、彼が素晴らしいです。
この作品の魅力は彼の演技によって成り立っているといってもいいでしょう。

この主人公のヴァージル・オールドマンは、美術品の鑑定士であり、オークションでハンマーを
ふるうオークショニアというのがお仕事なんですが、実に変な人で、女性恐怖症、人嫌い、潔癖症、
横柄とおよそ友達としてはあまりお付き合いをしたいと思わないタイプの人です。

その上ヴァージルは売れない画家ビリーと組み、犯罪まがいの方法で入手した名画を、自宅の秘密の
部屋に隠し持っています。その名画というのがすべて女性の肖像画で、その肖像画(彼女!)たちに
囲まれているのが、彼の至福の時なんですね。

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そんな彼のもとに若い女性クレアから、仕事の依頼の電話がかかってきます。勿論女性恐怖症の彼は、
そんな仕事は断ります。しかし彼女の口車に乗せられ!?彼女の屋敷を尋ねることになりますが、一度
ならず二度までも約束を違えて会おうとしない彼女に、ヴァージルは激怒します。

しかし彼女の屋敷で興味深い名品を発見し、しかも彼女が“広場恐怖症”であり、屋敷に作り付けられた
隠し部屋の中で暮らしているということがわかってくると、ヴァージルは彼女に興味を持つようになります。

ここからの二人の恋愛のプロセスがこの映画の見所です。ともに対人関係に問題のある男と女が惹かれ
あっていく場面が実にロマンティックで面白い。そして何と言ってもラッシュ演じるヴァージルという
偏屈爺さんが恋に落ちていく過程の面白さ!

肖像画の女性しか興味の無かった男が、初めて生身の女性に興味をもったため、なんとか彼女の顔を
見ようと彼なりに企んで、彼女の顔を拝みます。これにやられちゃった彼は再び彼女の顔を拝もうとして
トドメを刺されます(笑)。あの有名な「氷の微笑」の如く、クレアが自分の足の指を舐めるために股間を
広げるのを見てしまった童貞じいさんは、完全に彼女にいかれてしまいます。

いやいや自分の足の指をなめることが出来るって、体が柔らかいですね・・・。
って、そんなことは問題じゃないですね(^_^;)。
このクレア役のシルヴィア・フークスって、大人の女性というより少女的で、細いし胸も無いし、
英国出身のファッション・モデルのケイト・モスに似ているなと思ったら、シルヴィアもモデル
出身だったんですね。

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で、なんやかんやで二人は一緒に暮らすようになるのですが・・・。

基本的にこの作品をとても面白いと思うし、気に入っています。
でも不満も多いんです。
その不満を書くとネタバレになるのでここからは観た人向けです。

そうそう、この作品から監督はデジタル撮影にしたのですが、さすがに画面は綺麗です。
でも奥行きのある味わいはフィルムの方があるのかな。
フィルムの現像とか映写とかの腕の良い技術者の減少がデジタルへの移行を決心させたということですが、
確かに仕方がないとはいえ、“ニュー・シネマ・パラダイス”を撮った監督なので少し寂しいです。



ここからはネタバレ注意!!!

結局、ヴァージルは詐欺にあうわけですが、スパイクロッド氏が指摘したようにミステリーとしては
無理があると思います。クレアが依頼してきた仕事内容の規模と彼女のあの不可解な行動なら、契約を
する前に詳しく調査すると思うけどな。っていうか主謀者達って、ヴァージルが疑問に思って下調べを
するとは思わなかったのかな? すぐバレる程度の詐欺ですよね。まったく不思議です。

またヴァージルが思わず依頼を受けようと思うほどのオートマタを、彼等がそう簡単に用意できるとも
思えないのですが・・・。

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詐欺仲間の中では、ビリーが主謀者だと思うのですが、それでもヴァージルに対してここまでの復讐をする
ほどの恨みがあったとは思えないのです・・・。まー個人的恨みって、他人には理解できないものですけど。

ヴァージルが警察に届けなかったのは、絵の入手方法に問題ありきということなのか、
それとも束の間といえどもクレアとの生活が夢の如き幸せだったからなのか? 
彼女が初めての女性だし。あー切ないです。

ラスト、ヴァージルがレストランで来るはずの無い彼女を待っているのも切ないですね。

予告↓


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この記事に対するコメント

僕のブログをご紹介いただき、ありがとうございました!

おもしろい作品ですよね。

ツッコミどころはままありますが、
まあ、好意的に捉えれば説明のつく程度では?

レビューを拝見して、もう一度、観てみたくなりました。
【2014/09/26 03:55】 URL | つかりこ #- [ 編集]


つかりこさん、こんばんは。

いえいえ、つかりこさんのブログのおかげで観ることができました。
ありがとうございました。

あの結末は人それぞれの好みもあると思います。
僕もこのブログをアップした日にまた観たのですが、
そんなに気にならなくなりました。
というかミステリーとしてよりも恋愛映画としてなら、
観た人に委ねる結末としてあれもありかなと。

作品そのものは大変気に入っていますから(^_^;)。
【2014/09/26 19:58】 URL | バニーマン #- [ 編集]

こんばんは~♪
つたないボクのブログを紹介してくださって感謝感激です!

おっしゃるとおり、対人関係に問題を抱えた偏屈きわまりない男女の恋愛劇としては、
なんともかわいらしくておもしろかったですよね!
なんたってチェリーじいさんの初めての恋ですから(笑)

でもやっぱりミステリーとしては穴だらけですよね。
どんでん返しを見せるための無理矢理な計画内容で、
ちょっぴりガッカリしてしまいました。

でもあのラストは好きですね。
ボクはあのラストは意図的に時系列を逆転させて描いているように見えて、
最後にレストランでひとり彼女が来るのを待っているヴァージルの姿は、
精神病院で呆けているシーンよりも前にあたると思っているんです。
バニーマンさんはどう思いますか?
【2014/09/26 21:27】 URL | スパイクロッド #- [ 編集]


スパイクロッドさん、いつもブログを楽しみにしています。
こちらこそ感謝です。

>最後にレストランでひとり彼女が来るのを待っているヴァージルの姿は、
>精神病院で呆けているシーンよりも前にあたると思っているんです。

僕もそう思います。
あのくるくる回る機械?で、リハビリしながら、
切ない過去を思い出しているのかなと思いました。
【2014/09/27 21:06】 URL | バニーマン #- [ 編集]


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